社会貢献~ベルマーク編

ベルマークの話をすると『何ですか、それ?』という反応より『懐かしい。まだあるんですか?』という反応が9割以上を占めます。

私が小学生の時は既にベルマークはありました。ノートやマヨネーズの袋に付いていました。数年に一度、全校朝礼で『皆さんの集めたベルマークがバレーボールとになりました。』と校長先生の挨拶でおっしゃっていた記憶があります。これが人生1回目のベルマーク期でした。

自身の子育てを通じて人生2回目のベルマーク期が十数年続きましたが、このベルマーク収集の習慣がつくとなかなか止めることが出来ず、現在も集めてはご近所の小学生に渡したり、知人のお子様に渡したりを繰り返しています。人生3回目のベルマーク期真っ只中です。

PTA では、ベルマーク委員会というのもありました。各家庭から集められたベルマークをきれいに切り揃えて点数計算をする作業をされていました。

そもそもこのベルマーク運動っていつから始まったのだろうと調べたところ、今から58年前の1960年に始まったことが分かりました。当時参加学校・団体は2,263校で開始した運動が現在では10倍以上の27,000校が参加しているそうです。

公益財団法人ベルマーク教育助成財団が東京都中央区築地にあり、書籍・教育設備品を学校・団体に寄贈されています。2000年に入り、被災校援助もされています。

もちろん協賛・協力会社の存在があっての運動で、企業も未来永劫同じ協力をされているのではないと、商品に付いているベルマークを見ては実感しています。同じ企業でもベルマークが付いている商品と付いていない商品があったり、もうなくなったりとベルマーク収集だけに留まらず、企業の業績・理念を垣間見ることも合わせて楽しんでいます。

先日、若い世代の方達から『ベルマークは某コンビニのおにぎりに付いていますよ。あと某緑茶にも付いていますよ。』と教えていただきました。働き盛り・子育て真っ最中の40代パパさん達はベルマーク収集用の小袋を携帯している話を聞き、ベルマークって日本人の文化の1つかもと思いました。ここまで収集と活動が性差・世代を越えて浸透しているベルマーク運動って本当に凄いです。ベルマーク運動・運営の関係者ではありませんが、将来日本を背負ってくれる子供達の未来のために、細々とベルマーク収集を続けます。

スーパーマーケットの荷物を詰めるカウンターに地元小学校がベルマークの寄附を…と箱を設置していることも多いです。お若い方、そうでない方もお手元のベルマークをチョキっと切り取って投函していただけると嬉しいです。

最近のベルマークの写真をupします。

 

個人住民税の話~普通徴収と特別徴収

住民税と聞くと個人が支払う税金というイメージがあります。住民税は会社も都税・県民税・市町村民税として納付しています。分かりやすく「法人住民税」という言葉を使用することが多いです。

今回は、個人が納付する住民税の徴収・納付方法について会社の立場で解説します。住民税は前年度の所得に対して計算された県民税と市民税を合わせた税額のことをいいます。個人自ら納付する方法を「普通徴収」、会社が従業員の給与から差し引いて個人に代わって納付する方法を「特別徴収」といいます。

「普通徴収」は個人事業主、退職して再就職をしていない人が対象、「特別徴収」は会社員が対象とイメージするとわかりやすいです。但し、会社であっても総従業員が2名以下の場合は普通徴収(従業員が自分で納付)することができます。

ここ数年、関東各都県(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)において住民税の特別徴収徹底を図っています。従業員の採用・退職に伴い、会社は従業員の住所地に「特別徴収への切替申請書」を提出します。この手続きにより、従業員は給与から住民税が毎月天引きされるので、自分で納付手続きをする必要がなくなります。普通徴収の納期は原則年4回ですが、特別徴収は年12回なので、1回あたりの負担が少なくで済むメリットがあります。

会社は天引きした住民税を翌月10日までに納付を行います。源泉所得税と違い、住民税は各市町村から金額が記載された納付書が郵送されてくるため、会社で税額を計算する必要はありません。

さらに、従業員が常時10人未満の場合は、「特別徴収税額の納期の特例に関する承認申請書」を提出することで年12回の納期を年2回(12月10日・6月10日)とすることができます。6月分~11月分を12月10日まで、12月分から翌年5月分までを6月10日までに納付します。納期限が土・日・祝日の場合はその翌日が納期限となります。

インターネット環境が整った昨今では、各市区町村のHPから申請書をダウンロードすることができます。

当事務所では、新設法人もしくは従業員数が10人未満の法人の場合、直ぐに住民税の手続きを行っています。会社経営者の方の事務負担を考えると毎月納付の手続きはやはり煩雑で負担となりますので、源泉所得税同様直ぐの手続きは大事だと思います。

「特別徴収税額の納期の特例に関する承認申請書」を知らない会社も多く、関与をして直ぐに手続きをさせていただくこともしばしばです。会社で手続きを取ることが難しい場合は税理士を活用されることをおすすめします。

進歩する技術~QRコード

先日クライアントのA様と打ち合わせをさせていただいた際に、当事務所のHP新設の話になりました。名刺に印刷したURLを見た瞬間、A様から思いがけない助言をいただきました。

「名刺の余白にORコードを付けると良いですよ!」

次回、名刺を印刷する際に挑戦しますと回答したところ、「ラベルシールで直ぐに作れます。QRコードも直ぐにできますよ。」とお忙しい中、QRコードの作成方法とデザインについて非常に分かりやすくご教示くださいました。

そもそもQRコードは商品や広告媒体についている企業が使用するモノという認識しかありませんでした。正直「えっ、私QRコード作れないけど・・」と思いました。

A様によると「最近はフリーQRコードを作成できるサイトがあり、そこで作成した物を保存、専用ラベルシートに印刷するだけで大丈夫。スマホで直ぐにHP見れちゃいますよ。QRに文字も入れられますよ。」の言葉を頼りにQRコード作成に挑戦しました。

以下、手順です。

1. ラベルシールを準備。A-oneの商品にしました。

2.QR無料作成のサイトを開けてみました。当事務所のURLを入力し、QRの図柄を選びました。本当に図柄の中に文字を入れられる箇所がありました。「tax」と挿入。

3.入力と同時に出来上がりました。QRコードを試し読み込み。直ぐに事務所HPに画面が切り替わりました。

4.出来上がったQRコードをフォルダーに保存。

5.ラベルシール推奨のテンプレートをダウンロードし、QRコードの画像を読み込み転写、印刷。

所要時間15分程度でした。一番大変だったのはなんとラベルシールの入手でした。さいたま市近郊では商品の取扱いがありませんでした。都内の量販店では取扱いの種類が多く、品番を頼りにやっと見つけだせましたが、この商品ラスト2つでした。とても売れていました。宛名シールは日頃から作業で使用していましたが、このような商品があるとは知りませんでした。A様、本当にありがとうございました。

今回、技術は日々確実に進歩していることを実感しました。クライアント様との打ち合わせの時に、近況報告を兼ねていろいろと伺う話題が実に楽しく、私の作業にも取り入れさせていただくことが多々あります。もちろんご本人に了解を得ていますが、知らないことを知って、それを自分なりに向上させていくことは何歳になっても大切なことだと改めて思いました。

実際にラベルシールに印刷をしたQRコードをupします。

 

 

 

 

ふるさと納税の話~仕組みと楽しみ方

前回の「ふるさと納税の話~おすすめ返礼品」では、制度の概要と自身のきっかけついて書きました。今回は簡単にふるさと納税の仕組みと楽しみ方について書きたいと思います。

この時期になりますと、給与所得者・個人事業主の方々の関心はふるさと納税に着目が移ります。従前は女性にふるさと納税の仕組みを聞かれることが多かったのですが、今年は例年にないほど男性から質問を受けます。

「いくらまでできますか。」「どうやって申込みをしますか。」「まだ間に合いますか。」と一般的な質問と同じくらい「何がおすすめですか。」の質問を多数いただきました。どれだけ食いしん坊に思われているのか・・ですが、主婦目線でいくと何の料理にも加工可能な「冷凍ほたて」(北海道)と「牛肉」(佐賀・宮崎)は欠かせません。年末・年始の食材確保と節税を兼ねて例年10月末からふるさと納税を活用します。

ふるさと納税は納税と付くものの、税金計算をする際は寄附金控除となります。そのため、仮に10,000円のふるさと納税を行うと2,000円の自己負担分を差し引いた後の金額8,000円が寄附金控除額となります。

(計算イメージ)

ふるさと納税金額    10,000円

自己負担額  2,000円

寄附金控除額 8,000円 →所得税・翌年度の住民税から控除

控除は住民税所得割20%を上限とかワンストップ特例等の制限・制度がありますので、ご自身の控除計算や制度の活用については、税理士に相談されると確実です。

前年多かった誤りです。

「5自治体までのふるさと納税だったので、きちんとワンストップ特例申請書を出しました。確定申告で医療費控除の申告だけをしました。」

確定申告をする必要がなければワンストップ特例申請だけで良いのですが、確定申告をされる方はふるさと納税を寄附金控除として他の申告内容と併せて申告をする必要があります。

ちなみに確定申告の必要がない場合は、ワンストップ特例申請を提出することで、所得税の控除は発生しませんが、ふるさと納税を行った翌年6月以降の住民税が減額されることとなります。

タイトルの「楽しみかた」は人それぞれですが、最近の傾向として、食材だけに限らず体験型を選ばれる方が増えました。「宿泊・地域施設の利用」を良く見かけます。この夏北海道のとある自治体では、地元開催のFesチケットを返礼品の品にされていました。会場に併設された温泉施設利用券付きもあり驚きました。

自治体の会計年度(4月から翌年3月)期間に、季節に合わせて旬の食材を返礼品としている自治体も多く、通年楽しめる傾向が増えました。

写真upの代わりに某地方に行った際に聞いた実話をひとつ。「うちはタクシー会社だけど、ふるさと納税で儲かるからって、山の上に設備投資しておいしい果物のハウス栽培始めたの。ふるさと納税さまさまよ。」確かに地域経済の活性化が図られています!

 

 

 

 

 

 

ふるさと納税の話~おすすめ返礼品

10月も終わりに近づき、今年もあと2ヵ月弱となりました。平成30年は平成最後の確定申告の年分になるんだなぁとしみじみ時の移り変わりを感じています。

例年この時期になると私自身、ふるさと納税がどのくらいまで可能かを計算します。今年のふるさと納税は、7月に西日本豪雨で被災した自治体へ「返礼品なしのふるさと納税」を行い、早い時期から納税を始めました。

そもそもこの「ふるさと納税」は2008年始まった制度で、総務省によるとふるさと納税で「地方創生」の目的で、3つの大きな意義があるとしています。

1. 納税者が寄附先を選択する制度で、その使われ方を考えるきっかけとなる制度

2. お世話になった地域、応援したい地域の力になれる制度

3. 自治体が国民に取組をアピールし、地域のあり方を改めて考えるきっかけとなる

以上3つが大きな意義として挙げられています。

今から7年前の2011年に初めてふるさと納税をしました。子供が大学進学で家を離れ、北海道に引越しをしたのがきっかけです。多くの大学を抱える市であり、学生が道内外から沢山集まっていました。若者が集まる一方、住民税を納める対象者ではないため、直接的な税収に影響がないので、自治体も大変だなと思っていました。

冬の北海道に行かれた方は、積雪の割には道路に雪が積もっていない状況を目にされたこともあるかと思います。これは道路が雪で覆われないように、夜通し除雪車が道路整備を行っているおかげです。

お世話になる自治体に何かできないか・・と思い、自治体のHPを検索しました。自治体のふるさと納税制度を見つけ、2010年の実績で20数件の寄附者しかいないことがわかり、慌てて担当部署に電話をかけて納付書を郵送していただきました。当時はまだ今のような便利なふるさと納税サイトがなく、市の総務課が担当部署でした。市の担当者が「まだまだ手探り状態で、何を返礼品にした方が良いのか分からない状況です。」と言っていた後の5年後に、2,000件を超えるふるさと納税の規模となったことに驚きましたが、嬉しさもありました。

今週はクライアントの方々からふるさと納税に関する質問を多数いただきました。「いくらまでできますか。」次に「おすすめの返礼品はありますか。」のご質問を多くいただきました。ふるさと納税の仕組みと楽しみ方ついては次回の投稿に記載します。

タイトルに掲げているおすすめ返礼品は

1.ほたて(北海道) 2.牛肉(佐賀・宮崎) 3.ハム・ソーセージ(北海道)です。

知人はよく、地方在住の両親が近隣で利用できる体験型(温泉・宿泊施設利用券)の返礼品にふるさと納税をしています。以前、ノート型PCを返礼品にいただいたクライアントもいらっしゃいました。楽しみ方は本当にいろいろです。

返礼品の写真がないので写真のupは省略します。

 

 

 

 

 

 

安心安定の味~わかばのたい焼き

この季節になるとむしょうに恋しくなるおやつがあります。平成になってから知った、そう、かれこれ30年ほどのお付き合いとなるわかばのたい焼きです。

わかばのたい焼き(新宿区若葉町)は側もしっかり堅めに焼かれていて、しっぽの部分までつぶあんがたっぷり入った満足度100%のおやつです。

よく『東京三大たい焼き』とか言われるたい焼きの1つです。他は浪花家総本店(港区/麻布十番)、柳屋(中央区/人形町)が挙げられます。それぞれの違いは側の焼き方とあんです。ここは好みが分かれるところです。

わかばのつぶあんは北海道十勝産の小豆を使用しており、つぶがしっかり、味も塩味が効いていて本当に美味しいです。あんだけの販売もあり、自宅でぜんざいも楽しめます。

店舗前に『職人募集』のチラシがたまに貼られていますが、あんとたい焼きを焼く作業は兼任のようです。

1尾ずつ丁寧に焼かれたたい焼きははさみでハネの部分をきれいに切り取られ形成されます。木箱に入れられたたい焼きは注文すると目の前で包装をしてくれます。焼く作業→はさみで切る作業→包装までをリアルタイムに目で楽しめます。

焼きたては熱と湯気が凄いので、包みをそのままビニール袋に入れると袋の中が水滴だらけになり、紙の包装紙も濡れて破ける事態となります。店頭で紙袋も販売されていますが、数が多いと紙袋が水滴に負けて破れる事態も生じます。一番良いのは、通気性に富んだエコバッグです。但し、焼きたてのたい焼きの香りはそのまま出て行くので、購入後電車に乗る時はかなり勇気が必要です。

帰宅後は直ぐに食べる用と保存用に分けます。保存用はまだほんのり温かいうちに、1尾ずつラップに包んで、ジップロックに入れて冷凍します。自然解凍→トースターで温めます。この時、通常のトースターはたい焼きの水分が飛んでしまうので、1尾ずつアルミホイルに包んで温めると出来立ての味を家庭でも楽しめます。

お使いものにする時は化粧箱(有料)もありますが、家庭用の簡易箱で充分です。事前に予約も出来ますが、寒い季節のおやつ時間と夕方の時間を避けるとその場で必要な数を購入出来ます。たまに前の人が多く買ってしまうと待つこともありますが、自分の分は確実に焼きたてのたい焼きなのでお得な気分になります。

店頭ではお茶(セルフサービス/無料)と食べるスペースも用意されているので、焼きたての味も直ぐに楽しめます。これからの季節にわかばのたい焼きお勧めします。

最近のわかばのたい焼きの写真をup します。

 

 

 

 

 

 

玉手箱のようなお菓子箱~一六タルト

『一六タルト』と聞くと、愛媛県松山市の銘菓で、柚子餡をくるっとスポンジ生地で巻いた一本のロールケーキ型のお菓子が浮かびます。実際そうです。

今からおよそ6年ほど前に愛媛県へ家族旅行に行きました。目的は『美味しい魚介ときれいな景色を楽しみたい!』でした。同じ頃、愛媛県内の道の駅がここかしことメディアに取り上げられており、勢いのある自治体を実際に見てみたいとも思っていました。

この後複数回愛媛県に行くことになるのですが、愛媛県は『一六タルト』だけではありませんでした。野菜、果物、米、お肉、魚介、加工品と体に入る物は全て新鮮で美味しく、また温泉やお城といった観光資源がぎゅっと詰まった見処のある場所でした。空港から市内への移動距離も短く、一般道利用で20~30分くらいです。バスも本数が多いので、移動は楽です。市内の路面電車はなんだかアトラクションのようで、市内の景色をまんべんなく楽しめますのでお勧めです!

愛媛県在住の方々は県民性を『好奇心旺盛で明るい、でもちょっと飽きやすい。』と冷静に分析されていますが、どこに行っても、もちろん公共機関やタクシーを利用しても不愉快な経験は現在までありません。

『一六タルト』以外にも同様の菓子メーカーがありますが、お店選びは試食をして自分の好みの味を見つけると良いと思います。

実際、初めての愛媛県旅行で一六タルトの店舗に行き、店頭にケーキや和菓子が沢山販売されているのを見て、『一六タルトだけじゃない、しかも地元民に愛されている地元密着型のお店だ。』と実感しました。行事の度にホールケーキを予約したり、お使いもの用に箱菓子を購入される光景をよく目にします。

今年の初春に『一六タルト』で『道後夢菓子噺(どうごむかしばなし)』という女子受け間違いなし、インスタ映えする包装の和菓子を2種類見つけました。緑茶餡と柚子餡がありますが、緑茶に合う優しい味です。砂糖の変な雑味がなく、素材の味が充分活きています。原材料は地元茶葉と柚子を使用しており、茶会でも充分使用出来る味と見映えです。

その他にも、愛媛県ゆるキャラのみきゃんとダークみきゃんを包装に起用した一六タルトで期間限定バージョンもあります。関東圏のデパ地下の全国銘菓コーナーではなかなか入荷のない商品です。店頭の個別包装菓子を箱に詰めていただくと玉手箱のように可憐に豪華に仕上がります。箱を開けては、どれからいただこうかと悩んでしまいます。賞味期限は1~2週間が目安です。

関東圏からですとLCC の飛行機もあり、移動のお手軽さもありますので、美味しい食材と温泉そしてお城を目指して是非出掛けて欲しい愛媛県です。今回は『一六タルト』の紹介でしたが、愛媛県は美味しい食材がまだまだ沢山ありますのでまた紹介したいと思います。

玉手箱のような一六タルトのお菓子箱写真をup します。

 

元気をくれるチョコレート~レオニダス

寒い季節になると無性にチョコレートが食べたくなります。それも一口程度。『カロリーは敵!』と言いつつ、やはりチョコレートは手放せません。

最近は各お菓子メーカーから、季節を問わず、カカオ成分が細分化された商品や一口サイズの板チョコ等々発売されていて、商品棚で迷うこともしばしばです。

まだ昭和の頃、田舎町ではチョコレートは秋冬にしか店頭に陳列されない季節商品で、寒くなるとチョコレートが食べられるとはしゃいでいた子供時代を懐かしく思います。

平成生まれの人達にこの話をすると決まって、 『まじですか?年を感じますね。』と言われます。夏に溶けない美味しいチョコレートを開発した日本のお菓子メーカーの技術力恐るべしです。

今回紹介したい元気をくれるチョコレートのレオニダスは今から20年ほど前に知人が教えてくれました。『あなたにプレゼントしたいけれど、買いに行く時間ないからお店の場所だけ教えるね。』と言われたのがきっかけでした。

まだまだ携帯電話も普及していない時代で、自分で地図をメモって銀座の店舗に買いに行ったと記憶しています。

レオニダスの凄いところは当時から量り売り方式、商品がほとんど変わっていないことです。安心安定のレオニダスのチョコレート。同じ販売方法を異国の地日本で維持継続していくことは本当に大変なことだと思います。フランチャイズ式の店舗も多いようですが、特段広告も出さずに都心部を中心に事業を継続されているレオニダスは本当に凄いです!

バブルの頃、いろいろな海外チョコレートが日本に出店しましたが、現在も日本にあるのは数件のチョコレートメーカーだけです。レオニダスはベルギーチョコレートですが、最近はフランスのボンボンショコラも勢いがあり、チョコレート好きにはありがたいことです。

お使いもの用のチョコレートは必ずレオニダスを選びます。大きな理由の1つに挙げられるのが、意表をつくうまさです。種類も多く、リキュール無しも多いのでお子様にも安心安全です。

箱がコンパクトなのに、上段下段にもチョコレートがぎっしりと詰まっている感じが目を楽しませてくれます。お子様達は下段にチョコレートがまだ入っているのを見ると明らかにテンション上がっています。

ハレの日、励ましたい時、気持ちを伝えたいとき等々でレオニダスチョコレートをお使いものに用で買う時に自分用も数粒買います。一粒食べて、『このチョコレートがまた食べられるように頑張ろう!』と元気をいただいています。これからの季節、ホットミルクと合わせて一粒いかがでしょうか。

最近のレオニダスチョコレートの写真をupします。

 

 

 

 

金沢の和菓子~吉はし菓子店 居酒屋~ごいし奴ツー

昨年の8月、仕事を兼ねて金沢市に行きました。26年ぶりの金沢でした。当時金沢駅周辺は開発途中で、歩きにくさが記憶に残っていました。

しかし、すっかり駅周辺の開発が整い、見事な観光地に生まれ変わっていました。金沢の名だたるお店が駅専門店街に集約されているので、電車・空港利用の観光客にはありがたい環境でした。同じお店でも、駅専門店街では取扱いないけれど、金沢市内のデパ地下では取り扱っていますというスタンスのお店もありました。

今回紹介したいのは、予約しないと購入できない和菓子のお話です。この和菓子店を知ったきっかけは全日空機内誌「翼の王国」で金沢の和菓子の紹介で掲載されていたことです。個人的にこの機内誌が大好きで、知っているお店が出ていることもあります。ちょうど金沢に行く前の特集記事だったこともあり、事前に予約できました。

「吉はし菓子店」は金沢駅からかなり離れた場所にあり、バスもしくはタクシー移動が望ましいです。「商品は日々違い、4~6品を用意しています。」と予約の時に親切に教えていただきました。「全部で6個購入希望です。種類はまんべんなく食べたいです。」とかなり大雑把な注文をさせていただきました。

商品を受取りに行った際、店構えがよく分からず、間違えて店舗の隣りの一般住宅をピンポンしそうになりました。店舗と一般住宅が区別できないくらいひっそりとした店構えでした。予約した上生菓子は既に箱詰めされていて、代金精算の時に商品の説明をいただきました。同じように予約のお菓子箱が所狭しと詰まれていましたが、日頃からお茶会のときに食されることが多いそうです。

上生菓子は好みが別れるお菓子だと思います。あんこ好き・甘味好きの私は上生菓子が大好きです。もちろん抹茶といただくと最高ですが、普通にティーパックの緑茶でも大丈夫でした。目で季節の彩りを楽しみ、食して味を楽しみと上生菓子ならではの醍醐味を味わえました。甘さ控えめ、雑味が残らず・・と次回金沢に行くときはまた予約したいと思いました。

また金沢といえば、日本海に面した県で新鮮な魚介がおいしい場所でもあります。滞在中、偶然見つけた金沢市木倉町通りの「ごいし奴ツー(ごいしやツー)」で金沢の食材を堪能しました。地元客がほとんどでした。観光地で珍しいなと思い、店主の方に聞いたところ「個人経営だし、観光客ばかりだと地元の人が来れなくなっちゃうから、雑誌掲載を断っています。」とのことでした。今回、30代前半の二代目店主の高宮さんにブログ掲載の了承をいただきました。

「金沢一まかない飯がおいしい店を自負してる」と申すだけあり、お刺身・料理と本当に何を食べてもおいしかったです。日本酒の品揃えも充実していました。冬は蟹が一番お勧めとか。気になるお値段は、常識的な地元の方に愛される価格でした!

吉はし菓子店の上生菓子の写真をupします。

 

 

 

かわいいきびだんご~廣榮堂

地方に出掛けると、必ず自分用のお菓子をおやつに買います。昨年の夏、岡山に行くことが決まった瞬間から「絶対きびだんご!」と直ぐにぐぐりました。

きびだんごもいろいろな種類があり、日持ちもまちまちでした。どんなにおいしそうでも移動距離がありすぎるものは断念・・と消去方式と加点方式の併用できびだんごを厳選しました。

最近ではデパ地下の全国各地の銘菓コーナーでもみかけますが、かわいさと購入のしやすさで「廣榮堂」の夏季限定の絵入りきびだんごを買いました。懐かしい甘さともちもち感で安心安定のきびだんごでした。

その他のきびだんごとして黒糖・海塩味も試しました。一口サイズにきゅっと黒糖・塩の味が詰まっていて、夏の暑さが和らぐ気分になりました。当時、岡山市内のデパ地下で購入をしましたが、店員の方もてきぱきされていて、「どれにしようか・・」と悩みつつ買い物をしている私にとても親切に対応してくださり、気持ちよくきびだんごを選べました。

こちらのお店は少しの待ち時間でもお茶を出していただけました。老舗企業ってすごいなと思いました。外は40℃近い気温で、1杯のお茶に癒されたこともあり、手土産と自分用おやつを全部廣榮堂のきびだんごにしました。

日本人は期間限定の商品に弱いといわれますが、その通りだと思います!とにかくかわいい、癒されるもちもち感と日持ちのよさにちょっとした手土産に廣榮堂のきびだんごお勧めです。

夏の時期は名産品の桃を使用したお菓子も他社で出ていましたが、おいしくても重い品は手土産に出来ないのが残念でした。日持ちも決め手になるので、地方で購入する手土産は難しいです。

食いしん坊な私は、地方で日持ちがしないけれどおいしそうというお菓子は必ず1つだけ購入して、行儀悪いのですが、その場か宿泊先でおやつにいただきます。本当においしいけれど日持ちしないお菓子は、帰る当日もしくは前日遅い時間に予約なり行列に並んで持って帰る努力をします。

よく家族から「その努力を他に注げば・・」と言われますが、おやつのために頑張る自分がいるのでどうにもこうにもです。

お客様のところで、「旅行に行ってきたのよ。」とおいしいお菓子をいただく機会があります。「手土産にされるために、貴重な観光時間を削ってこのお菓子を買いに行ってくださったんだろうな。ありがたい。」とぐっと胸が熱くなります。

たかがお菓子、されどお菓子。でも気持ちが伝えやすく、コミュニケーションには欠かせない大事な一品だと思います。

かわいい、癒し系のきびだんごの写真をupします。