持続化給付金の申請~「不備があるとメールが届いた」時の再申請手続きについて

令和2年5月1日から、中小企業庁の持続化給付金申請が開始しました。当初は電子申請についてコールセンターの案内でしたが、順次全国で電子申請の手伝いを行う会場が設置されるようです。

当初、申請者本人が申請を行う前提であったため、当事務所でも申請手続きについては、PDFで資料を揃え、お客様に申請作業をお願いしていました。幸い、途中から「税理士が代理申請を行って大丈夫」と取り扱いが変更され、堂々と手続き電子申請手続きを行えるようになりました。

個人事業主の方達は令和1年分の確定申告が終わったばかりで、4月末までの売上台帳が出来た時点で申請がスムーズに出来ました。実際、早い方で申請から給付金振込まで2週間かからなかったお客様もいました。

今回の持続化給付金について、スムーズに申請が進まない対象者が「B-1創業特例」だと思われます。当初、電子申請の必須資料と会社としてその時点で揃えられる資料が全く一致しないという、税法上の取り扱いを無視した手続き内容でした。

確認をしたくともコールセンターは一向につながらないため、お客様の協力をいただきながら、とにかく手元にある、税法上・会計上問題のない資料を代用して添付を行い、中小企業庁が「申請のガイダンス」に記載していない「確定申告書に代わる代用の資料」が何を指すのか「不備がある場合のメール連絡」を待つことにしました。

電子申請からおよそ3週間後に「不備がある場合のメール連絡」が届きました。「B-1創業特例」は税理士がいない場合、大抵このメールを受け取ったあと、再申請手続きは困難を極める作業であると思いました。

「不備がある場合のメール」の内容を分析した結果、税理士が作成した必要書類も一定基準の要件を揃える必要があること、さらに税理士の確認・署名は必要となることが確認できました。

持続化給付金の電子申請手続きにつきましては、東京都の諸々の協力金申請手続きと違い申請費用の負担がないため、大変申し訳ございませんが、当事務所では手続き代行費用をいただいております。

「B-1創業特例」の場合の持続化給付金申請・再申請手続きにつきまして、お客様に代わり、代理申請手続きを行います。HPからのお問い合わせをお願いいたします。

中小企業庁の持続化給付金申請アドレスを貼付します。

https://www.jizokuka-kyufu.jp/

東京都感染拡大防止協力金の申請~専門家による事前確認を女性税理士が「無料」で行います。

東京都感染拡大防止協力金申請の受付期間は、令和2年4月22日(水)から令和2年6月15日(月)までとなります。

申請にあたり、当事務所におきましては、税理士を含む専門家の事前確認作業を女性税理士が「無料」で行います。専門家が事前確認作業を行うと、協力金の申請手続きが円滑となります。

※ 協力金の申請に必要となります書類は、申請者様に記入をお願いしております。

【記入する3つの書類】
・申請書
・誓約書
・支払金受取口座依頼書

【上記の書類に添付する資料】
・法人・個人とも直近の確定申告書(税務署の受付印又は電子申告の受信通知「メール詳細」があるもの)
・営業許可書等(許可申請が必要な業種の方のみ)
・本人確認書類(代表者の運転免許証、パスポートなど)
・休業等の状況がわかるもの(休業を告知するHP、店頭ポスター、チラシ、ダイレクトメール 等)

を添付して申請します。

メール受付 : 24時間対応

電話受付 : 8:00 ~ 20:00

定休日 : 緊急時のため、土曜・日曜・祝日も対応します

(東京都感染拡大防止協力金申請案内サイト)https://www.tokyo-kyugyo.com/

社会貢献~租税教室

例年この時期になると、小学6年生を対象とした租税教室の講師の仕事が入ります。

私が所属している関東信越税理士会・浦和支部の税理士業務の一環です。この租税教室は、租税教育推進協議会が租税教育の推進を目的とし、埼玉県下15税務署管内ごとに組織された団体です。各税務署管内の市教育長等が租税教育推進協議会の会長を務め、税務署・県税事務所・市町村・税理士会及び法人会等が構成メンバーとなり、税務署が事務局を務めています。開催希望があった学校に対して、構成メンバーの職員等が租税教室の講師を務めます。

もちろん小学校だけではなく、中学3年生、高校1~3年生も租税教室の対象となっています。私が今まで行った小学生対象の租税教室は、学年全体でまとめて授業をするパターンとクラス単位で授業をするパターンの2通りがありました。さいたま市の公立小学校は1学年1~6クラスの編成で平均4クラス(生徒数150人前後)が多く見受けられます。

未来の納税者となる子供たちへの税金に関する授業を、教育のプロである先生方の前で行うため、当然緊張します。簿記講座や税制改正の解説セミナーでは、受講生は多少なりとも税金の仕組みを理解されている大人ばかりなので導入部分も解説等がやりやすい感があり、緊張感も特に意識せずに講義ができます。

しかし、子供たちは最初の導入部分で興味を持てないと最後まで興味を持ってはくれません。音楽ライブのように「この部分知っているから、興味が持てて楽しかった。」なんてことは絶対にありません。授業始めの自己紹介から、興味と関心を持ってもらえるように、自分のテンションを最高潮に上げたところから開始します。

高いテンションで授業を始めるためには、授業内容の原稿をしっかりと分単位で組み立てる作業はかかせません。45分の授業ですが、最初から最後まで子供たちの関心を税金の話に向けることはかなり難易度は高いものの、非常にやりがいを感じます。

授業原稿の組み立てたあと、小学校の先生方と事前に打合せを行います。そこで子供達の関心や好みを伺い、授業の骨組みを決めます。打合せの後で、もう一度原稿の手直しを行います。

原稿が出来たあとは、時計とにらめっこをしながら時間配分の確認と声に出して練習を行います。当日の発熱や声枯れは絶対NGなので、アーティストのように体調管理には相当気を使います。税理士とは思えないほど声を守ります。

租税教育用副教材「わたしたちのくらしと税」を見ながら授業をしますが、税に関する質問コーナーは結構鋭い内容も多く、最後まで気を抜くことはできません。「国会議員が税金の使い道を好き勝手に決めても良いのですか?」という質問が一瞬頭が白くなりました。

「好き勝手に決めることはできないし、使い道を決めるために国会があるんだよ。」みたいな回答で納得していただきました。

平成最後の租税教室を楽しみたいと思います。

租税教室で使用する教材の表紙をupします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社会貢献~ベルマーク編

ベルマークの話をすると『何ですか、それ?』という反応より『懐かしい。まだあるんですか?』という反応が9割以上を占めます。

私が小学生の時は既にベルマークはありました。ノートやマヨネーズの袋に付いていました。数年に一度、全校朝礼で『皆さんの集めたベルマークがバレーボールとになりました。』と校長先生の挨拶でおっしゃっていた記憶があります。これが人生1回目のベルマーク期でした。

自身の子育てを通じて人生2回目のベルマーク期が十数年続きましたが、このベルマーク収集の習慣がつくとなかなか止めることが出来ず、現在も集めてはご近所の小学生に渡したり、知人のお子様に渡したりを繰り返しています。人生3回目のベルマーク期真っ只中です。

PTA では、ベルマーク委員会というのもありました。各家庭から集められたベルマークをきれいに切り揃えて点数計算をする作業をされていました。

そもそもこのベルマーク運動っていつから始まったのだろうと調べたところ、今から58年前の1960年に始まったことが分かりました。当時参加学校・団体は2,263校で開始した運動が現在では10倍以上の27,000校が参加しているそうです。

公益財団法人ベルマーク教育助成財団が東京都中央区築地にあり、書籍・教育設備品を学校・団体に寄贈されています。2000年に入り、被災校援助もされています。

もちろん協賛・協力会社の存在があっての運動で、企業も未来永劫同じ協力をされているのではないと、商品に付いているベルマークを見ては実感しています。同じ企業でもベルマークが付いている商品と付いていない商品があったり、もうなくなったりとベルマーク収集だけに留まらず、企業の業績・理念を垣間見ることも合わせて楽しんでいます。

先日、若い世代の方達から『ベルマークは某コンビニのおにぎりに付いていますよ。あと某緑茶にも付いていますよ。』と教えていただきました。働き盛り・子育て真っ最中の40代パパさん達はベルマーク収集用の小袋を携帯している話を聞き、ベルマークって日本人の文化の1つかもと思いました。ここまで収集と活動が性差・世代を越えて浸透しているベルマーク運動って本当に凄いです。ベルマーク運動・運営の関係者ではありませんが、将来日本を背負ってくれる子供達の未来のために、細々とベルマーク収集を続けます。

スーパーマーケットの荷物を詰めるカウンターに地元小学校がベルマークの寄附を…と箱を設置していることも多いです。お若い方、そうでない方もお手元のベルマークをチョキっと切り取って投函していただけると嬉しいです。

最近のベルマークの写真をupします。