茨城県笠間市の和栗~小田喜商店の栗甘露煮

秋といえば栗です。昔子供の頃、栗は秋の運動会で食べる物と思っていました。当時、甘栗は年中お店で焼きたてが食べることができた記憶があり、茹でて食べる普通の和栗がとても凄い食べ物に思えました。

時代と共に洋菓子の世界では、和栗を使用したモンブランや主にフランス産の栗を使用したモンブランが商品として出てくるなど、栗も進化をとげていました。

1年に1回しか栗ご飯を炊きませんが、和栗はやはり美味しいです。渋皮を取る作業が大変なのですが、美味しいのでそこは頑張ります。一時期はさみタイプの栗の皮むきを使用していましたが、最近はもっぱら、洗った栗をボールに入れ、熱湯を浸るまで入れ、ラップをかけて冷めるまでそのまま放置します。そうすると渋皮もむきやすくなります。

子供がまだ保育園の時に、皮の付いた栗を見て、「栗ってトマトみたいに育つの?りんごみたいに育つの?取るとき痛いよね。」と言いました。「栗は木になるけど、実は自然に落ちるからそれを拾うんだよ。だから栗拾いって言うんだよ。」の説明もむなしく終わりました。その会話から直ぐの休日茨城県まで栗拾いに行きました。

当時インターネットはなく、雑誌で栗拾い特集で集めた情報を片手にとにかく茨城県を目指しました。子供は落ちている栗を足で踏んでいがから外す作業と拾う作業を体験してやっと「栗拾い」の意味が幼いながら理解をしました。

栗きんとんはお正月にしか商品がないので、栗好きとしては栗甘露煮がありがたい存在です。山のある地方に出掛けた時には必ず地元の農産物販売所で栗甘露煮の瓶を探します。場所や季節であったり、なかったりですが和栗の味を楽しめます。

最近は、茨城県笠間市の㈱小田喜商店の栗甘露煮で和栗を味わっています。一瓶に大粒の和栗が20個弱(280gと表示されています)が入っています。粒が大きいので数日おきに一粒食べると充分です。きっと栗きんとん用にうってつけだと思うのですが、悲しいことに栗きんとんが作れません。

ただ、この商品の瓶のふたが非常に頑丈で、男性の力でも、湯せんに浸しても頑として開きません。商品説明書に「ふたが開きにくい場合はふたに穴を開けて下さい。」と書かれています。穴を開けてもふたは開かず、結局いつも缶切りで頑張って開けます。瓶のまま保存した人にはお勧めできないのが残念で、手土産には非常に難しいです。それでもとても美味しいので、「缶切りあります。保存ケースもあります。」という方であれば是非手土産にお勧めです。1瓶の重さは500gとなります。もちろん箱入りです。

美味しい栗甘露煮の写真をupします。

 

 

 

 

 

所得税の話~年末調整

今年も残すところ2ヶ月となりました。給与所得者の方は年末調整を行う時期となりました。年末調整とは、毎月・毎日の給料・賞与などの支払いを受けた際に徴収された税額と、その年の給与総額について納めなくてはいけない年税額を比べて、その過不足額を精算する手続きです。

この時期になると給与所得者の方は、生命保険料控除証明書や地震保険料控除証明書を所定の書類(各種申告書等)に添付して提出をします。

平成30年分の年末調整において各種申告書等の様式変更が行われました。

◆平成29年分の「給与所得者の配偶者特別控除申告書」は平成30年からは「給与所得者の配偶者控除等申告書」に改められました。これに伴い、平成29年分の「給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書」は平成30年分は、「給与所得者の保険料控除申告書」と「給与所得者の配偶者控除等申告書」の2種類の様式とされました。

そのため、平成30年分の年末調整において、配偶者控除又は配偶者特別控除の適用を受けるためには、「平成30年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」の「源泉控除対象配偶者」欄への記載の有無にかかわらず、「平成30年分 給与所得者の配偶者控除等申告書」を給与の支払者に提出する必要があります。

◆源泉徴収簿の様式変更に伴い、平成29年分と平成30年分の源泉徴収簿では記載項目が次のとおりとなりました。

(平成29年分)

⑮欄 配偶者特別控除額

⑯欄 配偶者控除、扶養控除、基礎控除額及び障害者等の控除額の合計額

(平成30年分)

⑮欄 配偶者(特別)控除額

⑯欄 扶養控除額、基礎控除額及び障害者等の控除額の合計額

◆給与所得者の扶養控除等申告書等の様式変更に伴い、平成29年分と平成30年分の給与所得者の扶養控除等(異動)申告書や従たる給与についての扶養控除等(異動)申告書については以下の記載を行います。

(平成29年分)

給与所得者の扶養控除等(異動)申告書、従たる給与についての扶養控除等(異動)申告書では「控除対象配偶者」を記載。

(平成30年分)

給与所得者の扶養控除等(異動)申告書、従たる給与についての扶養控除等(異動)申告書では「源泉控除対象配偶者」を記載。

※「源泉控除対象配偶者」・・所得者(合計所得金額900万円以下である人に限ります。)と生計を一にする配偶者で、合計所得金額が85万円以下である人をいいます。

前述のとおり、平成30年分は年末調整の様式に変更が多いため、記載にあたりご不明な点につきましては、会社経理担当者及び顧問税理士に確認をされることをお勧めいたします。

毎年、この年末調整の添付書類を見ては、給与所得者でも資産形成や節税ができるにも関わらず、何もしていない人多いなぁと思います。

年末調整が、ご自身の生活サイクルに合わせた資産形成・節税について考える機会になると良いと思います。

 

 

ハーブソルト~さいさいきて屋編(1)

前回のブログ投稿と同様、「ハーブソルト」はハーブを使った塩と分かるけれど「さいさいきて屋」って何だろうと思われると思います。

「さいさいきて屋」は愛媛県29ヶ所ある道の駅の1つであり、今治市に所在します。市内には今治タオルのお店や今治城が観光場所として有名です。市内は車両を駐車する場所を探すことがなかなか難しいため、つい駐車場完備の施設に行きがちです。

この「さいさいきて屋」は改装オープン直後(今から約6年ほど前と記憶)にメディアによく取り上げられる道の駅でした。売り場面積も日本最大規模の直販所といわれており、農産物・海産物・畜産物・加工品・スイーツ等々を購入することができます。もちろん食事処も併設されています。地産地消型のお店ということもあり、スイーツ類は地元果物を使用したケーキやアイスの種類が多く、観光客だけにとどまらず、地元の方も沢山来る場所です。

一度は行ってみたいと思っていたところ、5年ほど前に今治市に行く機会に恵まれました。これを買いたいという思いより、最大規模の売り場面積を直に見てみたいという思いの方が強かったにも関わらず、実際に訪れてみると「これは日持ちするから大丈夫。」と柑橘系や根菜系の農産物を購入しました。愛媛県産の果物を使用したジャムや調味料の種類の多さに驚きました。地元の企業ではなく、個人グループが集まって製造した品も多数ありました。

その中でも一際目を引いたものが、ハーブソルトコーナーでした。ハーブの香りに惹かれそのコーナーに行きましたが、どうしてこんなにハーブソルトの種類があるの?というくらい種類がありました。

その1つの商品裏面の原材料名を見ると、「タイム・セージ・ローズマリー他11種類と塩」が記載されており、かなり本格的なハーブソルトだと思いました。袋から感じ取れるかすかな香りを頼りに購入し、帰宅して料理に使用しました。

正直な感想、「今まで食べたハーブソルトの中で一番!」でした。以来、取り寄せをさせていただいては、自炊される方々に手土産として重宝しています。お渡しした全員の方から絶賛を受けています。皆さん、試された料理レシピを披露してくださり、ハーブソルトでここまでコミュニケーションが広がるのかと驚きつつもやはり嬉しいです。

製造者のご婦人から次のように教えていただきました。「塩は伯方の塩を使っているの。ハーブは庭にあるものを乾燥加工して使っているものもあるけど、ないものは仕入れてるの。長野県のレストラン経営の人は年数回数十個単位で注文してくるよ。」だそうです。

鶏肉・牛・豚・魚のソテー全部に合います。オリーブオイルと混ぜてドレッシングにして野菜にかけたりと本当にありえない美味しさです。是非ともお試しいただきたいチャイブの「ハーブソルト」です。

ありえないくらい美味しいチャイブの「ハーブソルト」の写真をupします。

 

完熟南高梅~きさいや広場編(1)

タイトルを見ると「完熟南高梅(かんじゅくなんこううめ)」は梅の品種だけれど、「きさいや広場」って何?と思われるかもしれません。「きさいや広場」は愛媛県宇和島市に所在する道の駅です。愛媛県は自動車道(有料・無料区間有り)沿いに道の駅が多く点在しており、現在県内に29ケ所あります。

そのうち、比較的規模の大きい4ヶ所に立ち寄りました。今回は宇和島市にある「きさいや広場」の紹介をします。一度では紹介しきれないため、何回かに分けて紹介をしていきたいと思います。

宇和島市は今年7月の西日本豪雨で被災地となりました。JR四国が復旧するまで約2ヶ月かかりました。夏祭り・闘牛といったイベント開催も中止となっていましたが、ようやくJRの・道路復旧に伴い、市内に観光客が戻ってきたそうです。みかん畑や畜産関係の復旧までは、まだまだ時間を要するそうですが、日常が戻って本当に良かったと思います。微力ながら、ふるさと納税で返礼品無しを選んで寄附をさせていただきました。

「きさいや広場」は農産品・農産加工品・鮮魚・お惣菜・パン・食事処・お土産品等々の取扱いがあります。宇和島市はホノルル市(米国)・当別町(北海道)・仙台市(宮城県)・千曲市(長野県)・大崎市(宮城県)と姉妹都市です。ホノルル市とは平成13年2月のえひめ丸事故をきっかけとして、またその他の市とは宇和島城の城主にかかる歴史的背景が縁となって姉妹都市となったそうです。

当別町にはチョコレートで有名なロイズの生産拠点である工場があり、そのつながりで宇和島市の「きさいや広場」にロイズチョコレートのコーナーがあります。品数が非常に多く、また宇和島産のオレンジとコラボレーションをした商品もあります。

宇和島在住の方から「宇和島土産です!」とチョコレートをいただいたときには驚きと同時に大笑いしました。

さて、その「きさいや広場」農産品売り場で販売されている商品のうち、すっかり気に入ってしまったのが「五島灘の塩使用」の梅干しです。宇和島三間(みま)産の完熟南高梅としそ、長崎県五島灘の塩のみを使用しています。

自宅で梅干しを漬ける方もいらっしゃると思いますが、常に購入派の私としては、10個~12個でワンコイン価格で、そして絶妙な塩加減と柔らかい完熟梅の風味が楽しめることに感動しました。おにぎりや梅湯だけではもったいないため、茹でえのきに和えたり青野菜に和えたりと料理に使用しています。1粒で三度美味しいを実践していますが、梅干しを食べると胃腸が整うことが実感できます。

常温で持ち歩き可能ですのでお土産に最適です。宇和島市の「きさいや広場」に行かれた際は是非お勧めの1品です。

梅干しのパッケージ写真をupします。

 

 

 

 

 

 

 

社会貢献~ベルマーク編

ベルマークの話をすると『何ですか、それ?』という反応より『懐かしい。まだあるんですか?』という反応が9割以上を占めます。

私が小学生の時は既にベルマークはありました。ノートやマヨネーズの袋に付いていました。数年に一度、全校朝礼で『皆さんの集めたベルマークがバレーボールとになりました。』と校長先生の挨拶でおっしゃっていた記憶があります。これが人生1回目のベルマーク期でした。

自身の子育てを通じて人生2回目のベルマーク期が十数年続きましたが、このベルマーク収集の習慣がつくとなかなか止めることが出来ず、現在も集めてはご近所の小学生に渡したり、知人のお子様に渡したりを繰り返しています。人生3回目のベルマーク期真っ只中です。

PTA では、ベルマーク委員会というのもありました。各家庭から集められたベルマークをきれいに切り揃えて点数計算をする作業をされていました。

そもそもこのベルマーク運動っていつから始まったのだろうと調べたところ、今から58年前の1960年に始まったことが分かりました。当時参加学校・団体は2,263校で開始した運動が現在では10倍以上の27,000校が参加しているそうです。

公益財団法人ベルマーク教育助成財団が東京都中央区築地にあり、書籍・教育設備品を学校・団体に寄贈されています。2000年に入り、被災校援助もされています。

もちろん協賛・協力会社の存在があっての運動で、企業も未来永劫同じ協力をされているのではないと、商品に付いているベルマークを見ては実感しています。同じ企業でもベルマークが付いている商品と付いていない商品があったり、もうなくなったりとベルマーク収集だけに留まらず、企業の業績・理念を垣間見ることも合わせて楽しんでいます。

先日、若い世代の方達から『ベルマークは某コンビニのおにぎりに付いていますよ。あと某緑茶にも付いていますよ。』と教えていただきました。働き盛り・子育て真っ最中の40代パパさん達はベルマーク収集用の小袋を携帯している話を聞き、ベルマークって日本人の文化の1つかもと思いました。ここまで収集と活動が性差・世代を越えて浸透しているベルマーク運動って本当に凄いです。ベルマーク運動・運営の関係者ではありませんが、将来日本を背負ってくれる子供達の未来のために、細々とベルマーク収集を続けます。

スーパーマーケットの荷物を詰めるカウンターに地元小学校がベルマークの寄附を…と箱を設置していることも多いです。お若い方、そうでない方もお手元のベルマークをチョキっと切り取って投函していただけると嬉しいです。

最近のベルマークの写真をupします。

 

個人住民税の話~普通徴収と特別徴収

住民税と聞くと個人が支払う税金というイメージがあります。住民税は会社も都税・県民税・市町村民税として納付しています。分かりやすく「法人住民税」という言葉を使用することが多いです。

今回は、個人が納付する住民税の徴収・納付方法について会社の立場で解説します。住民税は前年度の所得に対して計算された県民税と市民税を合わせた税額のことをいいます。個人自ら納付する方法を「普通徴収」、会社が従業員の給与から差し引いて個人に代わって納付する方法を「特別徴収」といいます。

「普通徴収」は個人事業主、退職して再就職をしていない人が対象、「特別徴収」は会社員が対象とイメージするとわかりやすいです。但し、会社であっても総従業員が2名以下の場合は普通徴収(従業員が自分で納付)することができます。

ここ数年、関東各都県(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)において住民税の特別徴収徹底を図っています。従業員の採用・退職に伴い、会社は従業員の住所地に「特別徴収への切替申請書」を提出します。この手続きにより、従業員は給与から住民税が毎月天引きされるので、自分で納付手続きをする必要がなくなります。普通徴収の納期は原則年4回ですが、特別徴収は年12回なので、1回あたりの負担が少なくで済むメリットがあります。

会社は天引きした住民税を翌月10日までに納付を行います。源泉所得税と違い、住民税は各市町村から金額が記載された納付書が郵送されてくるため、会社で税額を計算する必要はありません。

さらに、従業員が常時10人未満の場合は、「特別徴収税額の納期の特例に関する承認申請書」を提出することで年12回の納期を年2回(12月10日・6月10日)とすることができます。6月分~11月分を12月10日まで、12月分から翌年5月分までを6月10日までに納付します。納期限が土・日・祝日の場合はその翌日が納期限となります。

インターネット環境が整った昨今では、各市区町村のHPから申請書をダウンロードすることができます。

当事務所では、新設法人もしくは従業員数が10人未満の法人の場合、直ぐに住民税の手続きを行っています。会社経営者の方の事務負担を考えると毎月納付の手続きはやはり煩雑で負担となりますので、源泉所得税同様直ぐの手続きは大事だと思います。

「特別徴収税額の納期の特例に関する承認申請書」を知らない会社も多く、関与をして直ぐに手続きをさせていただくこともしばしばです。会社で手続きを取ることが難しい場合は税理士を活用されることをおすすめします。

進歩する技術~QRコード

先日クライアントのA様と打ち合わせをさせていただいた際に、当事務所のHP新設の話になりました。名刺に印刷したURLを見た瞬間、A様から思いがけない助言をいただきました。

「名刺の余白にORコードを付けると良いですよ!」

次回、名刺を印刷する際に挑戦しますと回答したところ、「ラベルシールで直ぐに作れます。QRコードも直ぐにできますよ。」とお忙しい中、QRコードの作成方法とデザインについて非常に分かりやすくご教示くださいました。

そもそもQRコードは商品や広告媒体についている企業が使用するモノという認識しかありませんでした。正直「えっ、私QRコード作れないけど・・」と思いました。

A様によると「最近はフリーQRコードを作成できるサイトがあり、そこで作成した物を保存、専用ラベルシートに印刷するだけで大丈夫。スマホで直ぐにHP見れちゃいますよ。QRに文字も入れられますよ。」の言葉を頼りにQRコード作成に挑戦しました。

以下、手順です。

1. ラベルシールを準備。A-oneの商品にしました。

2.QR無料作成のサイトを開けてみました。当事務所のURLを入力し、QRの図柄を選びました。本当に図柄の中に文字を入れられる箇所がありました。「tax」と挿入。

3.入力と同時に出来上がりました。QRコードを試し読み込み。直ぐに事務所HPに画面が切り替わりました。

4.出来上がったQRコードをフォルダーに保存。

5.ラベルシール推奨のテンプレートをダウンロードし、QRコードの画像を読み込み転写、印刷。

所要時間15分程度でした。一番大変だったのはなんとラベルシールの入手でした。さいたま市近郊では商品の取扱いがありませんでした。都内の量販店では取扱いの種類が多く、品番を頼りにやっと見つけだせましたが、この商品ラスト2つでした。とても売れていました。宛名シールは日頃から作業で使用していましたが、このような商品があるとは知りませんでした。A様、本当にありがとうございました。

今回、技術は日々確実に進歩していることを実感しました。クライアント様との打ち合わせの時に、近況報告を兼ねていろいろと伺う話題が実に楽しく、私の作業にも取り入れさせていただくことが多々あります。もちろんご本人に了解を得ていますが、知らないことを知って、それを自分なりに向上させていくことは何歳になっても大切なことだと改めて思いました。

実際にラベルシールに印刷をしたQRコードをupします。

 

 

 

 

ふるさと納税の話~仕組みと楽しみ方

前回の「ふるさと納税の話~おすすめ返礼品」では、制度の概要と自身のきっかけついて書きました。今回は簡単にふるさと納税の仕組みと楽しみ方について書きたいと思います。

この時期になりますと、給与所得者・個人事業主の方々の関心はふるさと納税に着目が移ります。従前は女性にふるさと納税の仕組みを聞かれることが多かったのですが、今年は例年にないほど男性から質問を受けます。

「いくらまでできますか。」「どうやって申込みをしますか。」「まだ間に合いますか。」と一般的な質問と同じくらい「何がおすすめですか。」の質問を多数いただきました。どれだけ食いしん坊に思われているのか・・ですが、主婦目線でいくと何の料理にも加工可能な「冷凍ほたて」(北海道)と「牛肉」(佐賀・宮崎)は欠かせません。年末・年始の食材確保と節税を兼ねて例年10月末からふるさと納税を活用します。

ふるさと納税は納税と付くものの、税金計算をする際は寄附金控除となります。そのため、仮に10,000円のふるさと納税を行うと2,000円の自己負担分を差し引いた後の金額8,000円が寄附金控除額となります。

(計算イメージ)

ふるさと納税金額    10,000円

自己負担額  2,000円

寄附金控除額 8,000円 →所得税・翌年度の住民税から控除

控除は住民税所得割20%を上限とかワンストップ特例等の制限・制度がありますので、ご自身の控除計算や制度の活用については、税理士に相談されると確実です。

前年多かった誤りです。

「5自治体までのふるさと納税だったので、きちんとワンストップ特例申請書を出しました。確定申告で医療費控除の申告だけをしました。」

確定申告をする必要がなければワンストップ特例申請だけで良いのですが、確定申告をされる方はふるさと納税を寄附金控除として他の申告内容と併せて申告をする必要があります。

ちなみに確定申告の必要がない場合は、ワンストップ特例申請を提出することで、所得税の控除は発生しませんが、ふるさと納税を行った翌年6月以降の住民税が減額されることとなります。

タイトルの「楽しみかた」は人それぞれですが、最近の傾向として、食材だけに限らず体験型を選ばれる方が増えました。「宿泊・地域施設の利用」を良く見かけます。この夏北海道のとある自治体では、地元開催のFesチケットを返礼品の品にされていました。会場に併設された温泉施設利用券付きもあり驚きました。

自治体の会計年度(4月から翌年3月)期間に、季節に合わせて旬の食材を返礼品としている自治体も多く、通年楽しめる傾向が増えました。

写真upの代わりに某地方に行った際に聞いた実話をひとつ。「うちはタクシー会社だけど、ふるさと納税で儲かるからって、山の上に設備投資しておいしい果物のハウス栽培始めたの。ふるさと納税さまさまよ。」確かに地域経済の活性化が図られています!

 

 

 

 

 

 

ふるさと納税の話~おすすめ返礼品

10月も終わりに近づき、今年もあと2ヵ月弱となりました。平成30年は平成最後の確定申告の年分になるんだなぁとしみじみ時の移り変わりを感じています。

例年この時期になると私自身、ふるさと納税がどのくらいまで可能かを計算します。今年のふるさと納税は、7月に西日本豪雨で被災した自治体へ「返礼品なしのふるさと納税」を行い、早い時期から納税を始めました。

そもそもこの「ふるさと納税」は2008年始まった制度で、総務省によるとふるさと納税で「地方創生」の目的で、3つの大きな意義があるとしています。

1. 納税者が寄附先を選択する制度で、その使われ方を考えるきっかけとなる制度

2. お世話になった地域、応援したい地域の力になれる制度

3. 自治体が国民に取組をアピールし、地域のあり方を改めて考えるきっかけとなる

以上3つが大きな意義として挙げられています。

今から7年前の2011年に初めてふるさと納税をしました。子供が大学進学で家を離れ、北海道に引越しをしたのがきっかけです。多くの大学を抱える市であり、学生が道内外から沢山集まっていました。若者が集まる一方、住民税を納める対象者ではないため、直接的な税収に影響がないので、自治体も大変だなと思っていました。

冬の北海道に行かれた方は、積雪の割には道路に雪が積もっていない状況を目にされたこともあるかと思います。これは道路が雪で覆われないように、夜通し除雪車が道路整備を行っているおかげです。

お世話になる自治体に何かできないか・・と思い、自治体のHPを検索しました。自治体のふるさと納税制度を見つけ、2010年の実績で20数件の寄附者しかいないことがわかり、慌てて担当部署に電話をかけて納付書を郵送していただきました。当時はまだ今のような便利なふるさと納税サイトがなく、市の総務課が担当部署でした。市の担当者が「まだまだ手探り状態で、何を返礼品にした方が良いのか分からない状況です。」と言っていた後の5年後に、2,000件を超えるふるさと納税の規模となったことに驚きましたが、嬉しさもありました。

今週はクライアントの方々からふるさと納税に関する質問を多数いただきました。「いくらまでできますか。」次に「おすすめの返礼品はありますか。」のご質問を多くいただきました。ふるさと納税の仕組みと楽しみ方ついては次回の投稿に記載します。

タイトルに掲げているおすすめ返礼品は

1.ほたて(北海道) 2.牛肉(佐賀・宮崎) 3.ハム・ソーセージ(北海道)です。

知人はよく、地方在住の両親が近隣で利用できる体験型(温泉・宿泊施設利用券)の返礼品にふるさと納税をしています。以前、ノート型PCを返礼品にいただいたクライアントもいらっしゃいました。楽しみ方は本当にいろいろです。

返礼品の写真がないので写真のupは省略します。

 

 

 

 

 

 

安心安定の味~わかばのたい焼き

この季節になるとむしょうに恋しくなるおやつがあります。平成になってから知った、そう、かれこれ30年ほどのお付き合いとなるわかばのたい焼きです。

わかばのたい焼き(新宿区若葉町)は側もしっかり堅めに焼かれていて、しっぽの部分までつぶあんがたっぷり入った満足度100%のおやつです。

よく『東京三大たい焼き』とか言われるたい焼きの1つです。他は浪花家総本店(港区/麻布十番)、柳屋(中央区/人形町)が挙げられます。それぞれの違いは側の焼き方とあんです。ここは好みが分かれるところです。

わかばのつぶあんは北海道十勝産の小豆を使用しており、つぶがしっかり、味も塩味が効いていて本当に美味しいです。あんだけの販売もあり、自宅でぜんざいも楽しめます。

店舗前に『職人募集』のチラシがたまに貼られていますが、あんとたい焼きを焼く作業は兼任のようです。

1尾ずつ丁寧に焼かれたたい焼きははさみでハネの部分をきれいに切り取られ形成されます。木箱に入れられたたい焼きは注文すると目の前で包装をしてくれます。焼く作業→はさみで切る作業→包装までをリアルタイムに目で楽しめます。

焼きたては熱と湯気が凄いので、包みをそのままビニール袋に入れると袋の中が水滴だらけになり、紙の包装紙も濡れて破ける事態となります。店頭で紙袋も販売されていますが、数が多いと紙袋が水滴に負けて破れる事態も生じます。一番良いのは、通気性に富んだエコバッグです。但し、焼きたてのたい焼きの香りはそのまま出て行くので、購入後電車に乗る時はかなり勇気が必要です。

帰宅後は直ぐに食べる用と保存用に分けます。保存用はまだほんのり温かいうちに、1尾ずつラップに包んで、ジップロックに入れて冷凍します。自然解凍→トースターで温めます。この時、通常のトースターはたい焼きの水分が飛んでしまうので、1尾ずつアルミホイルに包んで温めると出来立ての味を家庭でも楽しめます。

お使いものにする時は化粧箱(有料)もありますが、家庭用の簡易箱で充分です。事前に予約も出来ますが、寒い季節のおやつ時間と夕方の時間を避けるとその場で必要な数を購入出来ます。たまに前の人が多く買ってしまうと待つこともありますが、自分の分は確実に焼きたてのたい焼きなのでお得な気分になります。

店頭ではお茶(セルフサービス/無料)と食べるスペースも用意されているので、焼きたての味も直ぐに楽しめます。これからの季節にわかばのたい焼きお勧めします。

最近のわかばのたい焼きの写真をup します。