明治から令和に続く味~大黒家天麩羅

東京浅草にはたくさんの飲食店があり、国内・海外からの観光客で毎日賑わっています。浅草は東京都台東区にあり、隅田川を挟んだ先に東京スカイツリーがそびえ立っています。

都内の観光地と比べると、坂がなく平坦で歩きやすく、買い物・飲食共に飽きることがありません。公共機関も充実しているため、行きやすい場所でもあります。以前、お台場から浅草までの移動に、乗り換えと帰宅ラッシュを避けるために水上バスを利用しました。

電車のない時代は隅田川を船で移動していたことを考えれば、水上バスもきちんとした移動手段の一つです。平日の夕方は利用者が少なく、景色も抜群でお勧めです。

浅草の数ある飲食店の中でも、「大黒家天麩羅」の天丼は全く飽きることがありません。

明治20年(1887年)に伝法院通りでそば屋として始まったお店です。現在は4代目店主で、130年以上続く老舗です。

昨今の和食ブームも後押ししているため、外国人観光客も多いです。衣の付き具合が一般的なさくさく衣の天丼と違い、たれも濃い目の味ですが、ごま油の風味がなんとも言えず、食べた後の胃もたれもありません。添え物の漬物も絶妙な塩加減で食べ手の胃袋をがっちりと掴みます。

「大黒家本店」「大黒家別館」と30秒ほど離れた距離に2店舗あります。店舗の広さが違うだけで、味もメニューも同じです。

変わらぬ味を100年以上提供することがいかに大変なことか・・

明治、大正、昭和、平成、そして令和と5つの時代に渡って愛され続けている浅草の味「大黒家天麩羅」から、「ぶれないことの大切さ」を学ぶ令和元年です。

ぶれのない味、天丼の写真をupします。

〒111-0032 東京都台東区浅草1-38-10 『大黒家天麩羅』

レモンの木

10月も半ばを過ぎ、すっかり秋の陽気となりました。朝晩の寒暖差の影響を受け、庭木の葉も少しずつ黄色く紅葉し始めました。

その中でも青々とした葉と実を付けている植物があります。植樹して11年目となるレモンの木です。当初、小さな苗木にレモンの果実が2つだけ付いていました。みかんと同じで数年のうちに果実が付くと嬉しいな・・と思って育てることにしました。

しかし、毎年白い可憐な花が咲くものの待てど暮らせど果実が付く様子がないまま9年経った頃、初めてレモンの実が付いているのを見つけました。「桃栗三年柿八年とはいうけれど、レモンは九年かぁ。」と安堵したのもつかの間、台風で2cmサイズの実が全て吹き飛ばされてしまいました。地面に落ちた実は小さいながらもしっかりと形と香りはレモンそのもの。

待望のレモン収穫が絶たれ、「また来年ね。」とレモンの木に話しかけて希望を翌年にかけました。あいにく翌年は、隣りの沙羅双樹の木にスズメ蜂がハンドボールサイズの巣を作っていたことも影響したのか、可憐な白い花が咲いただけで終わりました。

そして今年の春、大きな決断をしました。一向に実が付かないレモンの木を伐採して、そのスペースに冬用のタイヤを置くことにしました。

再びレモンの木に「ごめんね。実が付かないからもう伐採しちゃうね。きれいなお花をありがとう。」と話しかけ、花が咲き終わる頃を待っていました。途中、ミツバチが来たりしているのを見ては、はちの巣ができていないかを確認したりと時期を見計らっていました。

そうして夏の初めに花がなくなり、いざ伐採!と準備をしているときに見た事のある物が視界に入りました。花の代わりに、小さな緑色のレモンの実がここかしこと木に付いていました。葉の緑色に同化して全く気付かないまま過ごしていたのですが、過去最高の数の実でした。「また台風で実が飛ばされちゃうかも・・」と思いつつ、伐採作業は急遽中止。成り行きを見守ることにしました。

8月、9月と強い台風にも飛ばされることなく、この10月まで20個弱の果実をたわわに付けています。「レモン果実 収穫時期」とぐぐってまず、4個を収穫しました。

味が気になり切ってみたところ、沢山の果汁としっかりしたレモンの香りでした。11年目にしてレモンの果実(しかも無農薬!)を収穫できました。

「石の上にも3年」という諺がありますが、11年目かかることもあるんだ・・と自然界の凄さを痛感しました。

今すぐに結果が出せなくても、時間をかけて、プレッシャーを受けてもあきらめずに粘り強く成し遂げることを「夢」や「目標」に掲げることは人生の中で有りだなと思いました。11年目のつき合いとなるレモンの木に教えられました。あわせて「忍耐強くひたすら待つ」ことも人生の中に入れようと思いました。

レモンの果実の写真をupします!    

 

 

 

 

 

 

 

ブログ始めました!

HPを作成しましたが、仕事に関することや気になることを都度発信できればと思い、ブログを始めることにしました。

税理士だから税金のことだけをつぶやくわけではありません。身近な出来事や手土産にしたいお菓子、お気に入りのふるさと納税返礼品等々と税金とはまったく関係ないけれど知らない知っていた方が良かったり、「えっ、こんなことで節税になるの?」みたいなことを写真入りでつぶやく予定です。読んで気持ちがほっこりするブログを目指します!

初回は家族の一員でもある犬君達(トイプードル・8歳と13歳)の紹介から。

私は犬・猫がとても苦手で触ることもだめ、写真を見てもかわいいと思うこともありませんでした。そんな私がなぜ犬と暮らし、しかも2匹もいるのか・・私の子供は小学校の時から飼育委員を務めるほど動物が大好きで、現在は獣医師として働いています。子供が小さい頃から「中学生になったら犬を飼ってもいいよ。」と深く考えずに子供に頑張って欲しいときにおまじないのように言っていました。

当然子供は親の言うことを信じ、犬を飼うために頑張っていました。時は流れ、子供が中学生になっても、犬が苦手な私から「さあ、犬を飼おう!」なんて言いません。おまじないの言葉の効果も薄れ、反抗期真っ盛りの子供からある日言われた言葉が原動力となり、犬を飼うことに同意しました。

「お母さん、中学生になったら犬を飼っても良いって言ってたよね。まさか嘘をついてたんじゃないよね。」

この一言は非常にパンチがありました。「嘘はだめだよ。」と子供に言い聞かせて育てていた効果がここで出てくるとは・・でしたが。

小さな犬なら大丈夫かもと思っていたのもつかの間、当時行ったペットショップには大きくて買い手がつかないトイプードルがいただけでした。「また次にしよう!」と子供に声掛けしたものの「この犬がいい。」と、このチャンスを逃したら次はいつになるのかを警戒した子供の姿勢に「うん、これも何かのご縁。大きめのわんこで良いかも。」と覚悟を決めました。

犬を飼った当初は「飼った犬と暮らす」感覚でしたが、時を経るにつれ「おにいちゃん」「長男」とすっかり家族として暮らしています。「お兄ちゃん、春から中学生だね。」と話しかけたときに、ふと子供が犬を飼いたいという年齢と同じことに気付き、時が経つのは本当に早いと思いました。

以前、確定申告無料相談会場で年配の方々から「犬や猫を扶養家族に入れてはだめですか。」と本気か冗談か聞かれたことがあります。その時の私の答え。「住民票が取れると扶養家族に入れられますが、多分現状では厳しいと思います。」当時はそれ以外思いつきませんでした。今ならきっと「扶養控除とは別に伴侶動物控除できると良いですよね!」って答えちゃいます。

弟の紹介はまた次の機会に。犬君達の最近の写真をupします。