この季節になるとむしょうに恋しくなるおやつがあります。平成になってから知った、そう、かれこれ30年ほどのお付き合いとなるわかばのたい焼きです。
わかばのたい焼き(新宿区若葉町)は側もしっかり堅めに焼かれていて、しっぽの部分までつぶあんがたっぷり入った満足度100%のおやつです。
よく『東京三大たい焼き』とか言われるたい焼きの1つです。他は浪花家総本店(港区/麻布十番)、柳屋(中央区/人形町)が挙げられます。それぞれの違いは側の焼き方とあんです。ここは好みが分かれるところです。
わかばのつぶあんは北海道十勝産の小豆を使用しており、つぶがしっかり、味も塩味が効いていて本当に美味しいです。あんだけの販売もあり、自宅でぜんざいも楽しめます。
店舗前に『職人募集』のチラシがたまに貼られていますが、あんとたい焼きを焼く作業は兼任のようです。
1尾ずつ丁寧に焼かれたたい焼きははさみでハネの部分をきれいに切り取られ形成されます。木箱に入れられたたい焼きは注文すると目の前で包装をしてくれます。焼く作業→はさみで切る作業→包装までをリアルタイムに目で楽しめます。
焼きたては熱と湯気が凄いので、包みをそのままビニール袋に入れると袋の中が水滴だらけになり、紙の包装紙も濡れて破ける事態となります。店頭で紙袋も販売されていますが、数が多いと紙袋が水滴に負けて破れる事態も生じます。一番良いのは、通気性に富んだエコバッグです。但し、焼きたてのたい焼きの香りはそのまま出て行くので、購入後電車に乗る時はかなり勇気が必要です。
帰宅後は直ぐに食べる用と保存用に分けます。保存用はまだほんのり温かいうちに、1尾ずつラップに包んで、ジップロックに入れて冷凍します。自然解凍→トースターで温めます。この時、通常のトースターはたい焼きの水分が飛んでしまうので、1尾ずつアルミホイルに包んで温めると出来立ての味を家庭でも楽しめます。
お使いものにする時は化粧箱(有料)もありますが、家庭用の簡易箱で充分です。事前に予約も出来ますが、寒い季節のおやつ時間と夕方の時間を避けるとその場で必要な数を購入出来ます。たまに前の人が多く買ってしまうと待つこともありますが、自分の分は確実に焼きたてのたい焼きなのでお得な気分になります。
店頭ではお茶(セルフサービス/無料)と食べるスペースも用意されているので、焼きたての味も直ぐに楽しめます。これからの季節にわかばのたい焼きお勧めします。
最近のわかばのたい焼きの写真をup します。