玉手箱のようなお菓子箱~一六タルト

『一六タルト』と聞くと、愛媛県松山市の銘菓で、柚子餡をくるっとスポンジ生地で巻いた一本のロールケーキ型のお菓子が浮かびます。実際そうです。

今からおよそ6年ほど前に愛媛県へ家族旅行に行きました。目的は『美味しい魚介ときれいな景色を楽しみたい!』でした。同じ頃、愛媛県内の道の駅がここかしことメディアに取り上げられており、勢いのある自治体を実際に見てみたいとも思っていました。

この後複数回愛媛県に行くことになるのですが、愛媛県は『一六タルト』だけではありませんでした。野菜、果物、米、お肉、魚介、加工品と体に入る物は全て新鮮で美味しく、また温泉やお城といった観光資源がぎゅっと詰まった見処のある場所でした。空港から市内への移動距離も短く、一般道利用で20~30分くらいです。バスも本数が多いので、移動は楽です。市内の路面電車はなんだかアトラクションのようで、市内の景色をまんべんなく楽しめますのでお勧めです!

愛媛県在住の方々は県民性を『好奇心旺盛で明るい、でもちょっと飽きやすい。』と冷静に分析されていますが、どこに行っても、もちろん公共機関やタクシーを利用しても不愉快な経験は現在までありません。

『一六タルト』以外にも同様の菓子メーカーがありますが、お店選びは試食をして自分の好みの味を見つけると良いと思います。

実際、初めての愛媛県旅行で一六タルトの店舗に行き、店頭にケーキや和菓子が沢山販売されているのを見て、『一六タルトだけじゃない、しかも地元民に愛されている地元密着型のお店だ。』と実感しました。行事の度にホールケーキを予約したり、お使いもの用に箱菓子を購入される光景をよく目にします。

今年の初春に『一六タルト』で『道後夢菓子噺(どうごむかしばなし)』という女子受け間違いなし、インスタ映えする包装の和菓子を2種類見つけました。緑茶餡と柚子餡がありますが、緑茶に合う優しい味です。砂糖の変な雑味がなく、素材の味が充分活きています。原材料は地元茶葉と柚子を使用しており、茶会でも充分使用出来る味と見映えです。

その他にも、愛媛県ゆるキャラのみきゃんとダークみきゃんを包装に起用した一六タルトで期間限定バージョンもあります。関東圏のデパ地下の全国銘菓コーナーではなかなか入荷のない商品です。店頭の個別包装菓子を箱に詰めていただくと玉手箱のように可憐に豪華に仕上がります。箱を開けては、どれからいただこうかと悩んでしまいます。賞味期限は1~2週間が目安です。

関東圏からですとLCC の飛行機もあり、移動のお手軽さもありますので、美味しい食材と温泉そしてお城を目指して是非出掛けて欲しい愛媛県です。今回は『一六タルト』の紹介でしたが、愛媛県は美味しい食材がまだまだ沢山ありますのでまた紹介したいと思います。

玉手箱のような一六タルトのお菓子箱写真をup します。

 

元気をくれるチョコレート~レオニダス

寒い季節になると無性にチョコレートが食べたくなります。それも一口程度。『カロリーは敵!』と言いつつ、やはりチョコレートは手放せません。

最近は各お菓子メーカーから、季節を問わず、カカオ成分が細分化された商品や一口サイズの板チョコ等々発売されていて、商品棚で迷うこともしばしばです。

まだ昭和の頃、田舎町ではチョコレートは秋冬にしか店頭に陳列されない季節商品で、寒くなるとチョコレートが食べられるとはしゃいでいた子供時代を懐かしく思います。

平成生まれの人達にこの話をすると決まって、 『まじですか?年を感じますね。』と言われます。夏に溶けない美味しいチョコレートを開発した日本のお菓子メーカーの技術力恐るべしです。

今回紹介したい元気をくれるチョコレートのレオニダスは今から20年ほど前に知人が教えてくれました。『あなたにプレゼントしたいけれど、買いに行く時間ないからお店の場所だけ教えるね。』と言われたのがきっかけでした。

まだまだ携帯電話も普及していない時代で、自分で地図をメモって銀座の店舗に買いに行ったと記憶しています。

レオニダスの凄いところは当時から量り売り方式、商品がほとんど変わっていないことです。安心安定のレオニダスのチョコレート。同じ販売方法を異国の地日本で維持継続していくことは本当に大変なことだと思います。フランチャイズ式の店舗も多いようですが、特段広告も出さずに都心部を中心に事業を継続されているレオニダスは本当に凄いです!

バブルの頃、いろいろな海外チョコレートが日本に出店しましたが、現在も日本にあるのは数件のチョコレートメーカーだけです。レオニダスはベルギーチョコレートですが、最近はフランスのボンボンショコラも勢いがあり、チョコレート好きにはありがたいことです。

お使いもの用のチョコレートは必ずレオニダスを選びます。大きな理由の1つに挙げられるのが、意表をつくうまさです。種類も多く、リキュール無しも多いのでお子様にも安心安全です。

箱がコンパクトなのに、上段下段にもチョコレートがぎっしりと詰まっている感じが目を楽しませてくれます。お子様達は下段にチョコレートがまだ入っているのを見ると明らかにテンション上がっています。

ハレの日、励ましたい時、気持ちを伝えたいとき等々でレオニダスチョコレートをお使いものに用で買う時に自分用も数粒買います。一粒食べて、『このチョコレートがまた食べられるように頑張ろう!』と元気をいただいています。これからの季節、ホットミルクと合わせて一粒いかがでしょうか。

最近のレオニダスチョコレートの写真をupします。

 

 

 

 

金沢の和菓子~吉はし菓子店 居酒屋~ごいし奴ツー

昨年の8月、仕事を兼ねて金沢市に行きました。26年ぶりの金沢でした。当時金沢駅周辺は開発途中で、歩きにくさが記憶に残っていました。

しかし、すっかり駅周辺の開発が整い、見事な観光地に生まれ変わっていました。金沢の名だたるお店が駅専門店街に集約されているので、電車・空港利用の観光客にはありがたい環境でした。同じお店でも、駅専門店街では取扱いないけれど、金沢市内のデパ地下では取り扱っていますというスタンスのお店もありました。

今回紹介したいのは、予約しないと購入できない和菓子のお話です。この和菓子店を知ったきっかけは全日空機内誌「翼の王国」で金沢の和菓子の紹介で掲載されていたことです。個人的にこの機内誌が大好きで、知っているお店が出ていることもあります。ちょうど金沢に行く前の特集記事だったこともあり、事前に予約できました。

「吉はし菓子店」は金沢駅からかなり離れた場所にあり、バスもしくはタクシー移動が望ましいです。「商品は日々違い、4~6品を用意しています。」と予約の時に親切に教えていただきました。「全部で6個購入希望です。種類はまんべんなく食べたいです。」とかなり大雑把な注文をさせていただきました。

商品を受取りに行った際、店構えがよく分からず、間違えて店舗の隣りの一般住宅をピンポンしそうになりました。店舗と一般住宅が区別できないくらいひっそりとした店構えでした。予約した上生菓子は既に箱詰めされていて、代金精算の時に商品の説明をいただきました。同じように予約のお菓子箱が所狭しと詰まれていましたが、日頃からお茶会のときに食されることが多いそうです。

上生菓子は好みが別れるお菓子だと思います。あんこ好き・甘味好きの私は上生菓子が大好きです。もちろん抹茶といただくと最高ですが、普通にティーパックの緑茶でも大丈夫でした。目で季節の彩りを楽しみ、食して味を楽しみと上生菓子ならではの醍醐味を味わえました。甘さ控えめ、雑味が残らず・・と次回金沢に行くときはまた予約したいと思いました。

また金沢といえば、日本海に面した県で新鮮な魚介がおいしい場所でもあります。滞在中、偶然見つけた金沢市木倉町通りの「ごいし奴ツー(ごいしやツー)」で金沢の食材を堪能しました。地元客がほとんどでした。観光地で珍しいなと思い、店主の方に聞いたところ「個人経営だし、観光客ばかりだと地元の人が来れなくなっちゃうから、雑誌掲載を断っています。」とのことでした。今回、30代前半の二代目店主の高宮さんにブログ掲載の了承をいただきました。

「金沢一まかない飯がおいしい店を自負してる」と申すだけあり、お刺身・料理と本当に何を食べてもおいしかったです。日本酒の品揃えも充実していました。冬は蟹が一番お勧めとか。気になるお値段は、常識的な地元の方に愛される価格でした!

吉はし菓子店の上生菓子の写真をupします。

 

 

 

かわいいきびだんご~廣榮堂

地方に出掛けると、必ず自分用のお菓子をおやつに買います。昨年の夏、岡山に行くことが決まった瞬間から「絶対きびだんご!」と直ぐにぐぐりました。

きびだんごもいろいろな種類があり、日持ちもまちまちでした。どんなにおいしそうでも移動距離がありすぎるものは断念・・と消去方式と加点方式の併用できびだんごを厳選しました。

最近ではデパ地下の全国各地の銘菓コーナーでもみかけますが、かわいさと購入のしやすさで「廣榮堂」の夏季限定の絵入りきびだんごを買いました。懐かしい甘さともちもち感で安心安定のきびだんごでした。

その他のきびだんごとして黒糖・海塩味も試しました。一口サイズにきゅっと黒糖・塩の味が詰まっていて、夏の暑さが和らぐ気分になりました。当時、岡山市内のデパ地下で購入をしましたが、店員の方もてきぱきされていて、「どれにしようか・・」と悩みつつ買い物をしている私にとても親切に対応してくださり、気持ちよくきびだんごを選べました。

こちらのお店は少しの待ち時間でもお茶を出していただけました。老舗企業ってすごいなと思いました。外は40℃近い気温で、1杯のお茶に癒されたこともあり、手土産と自分用おやつを全部廣榮堂のきびだんごにしました。

日本人は期間限定の商品に弱いといわれますが、その通りだと思います!とにかくかわいい、癒されるもちもち感と日持ちのよさにちょっとした手土産に廣榮堂のきびだんごお勧めです。

夏の時期は名産品の桃を使用したお菓子も他社で出ていましたが、おいしくても重い品は手土産に出来ないのが残念でした。日持ちも決め手になるので、地方で購入する手土産は難しいです。

食いしん坊な私は、地方で日持ちがしないけれどおいしそうというお菓子は必ず1つだけ購入して、行儀悪いのですが、その場か宿泊先でおやつにいただきます。本当においしいけれど日持ちしないお菓子は、帰る当日もしくは前日遅い時間に予約なり行列に並んで持って帰る努力をします。

よく家族から「その努力を他に注げば・・」と言われますが、おやつのために頑張る自分がいるのでどうにもこうにもです。

お客様のところで、「旅行に行ってきたのよ。」とおいしいお菓子をいただく機会があります。「手土産にされるために、貴重な観光時間を削ってこのお菓子を買いに行ってくださったんだろうな。ありがたい。」とぐっと胸が熱くなります。

たかがお菓子、されどお菓子。でも気持ちが伝えやすく、コミュニケーションには欠かせない大事な一品だと思います。

かわいい、癒し系のきびだんごの写真をupします。

 

 

 

レモンの木

10月も半ばを過ぎ、すっかり秋の陽気となりました。朝晩の寒暖差の影響を受け、庭木の葉も少しずつ黄色く紅葉し始めました。

その中でも青々とした葉と実を付けている植物があります。植樹して11年目となるレモンの木です。当初、小さな苗木にレモンの果実が2つだけ付いていました。みかんと同じで数年のうちに果実が付くと嬉しいな・・と思って育てることにしました。

しかし、毎年白い可憐な花が咲くものの待てど暮らせど果実が付く様子がないまま9年経った頃、初めてレモンの実が付いているのを見つけました。「桃栗三年柿八年とはいうけれど、レモンは九年かぁ。」と安堵したのもつかの間、台風で2cmサイズの実が全て吹き飛ばされてしまいました。地面に落ちた実は小さいながらもしっかりと形と香りはレモンそのもの。

待望のレモン収穫が絶たれ、「また来年ね。」とレモンの木に話しかけて希望を翌年にかけました。あいにく翌年は、隣りの沙羅双樹の木にスズメ蜂がハンドボールサイズの巣を作っていたことも影響したのか、可憐な白い花が咲いただけで終わりました。

そして今年の春、大きな決断をしました。一向に実が付かないレモンの木を伐採して、そのスペースに冬用のタイヤを置くことにしました。

再びレモンの木に「ごめんね。実が付かないからもう伐採しちゃうね。きれいなお花をありがとう。」と話しかけ、花が咲き終わる頃を待っていました。途中、ミツバチが来たりしているのを見ては、はちの巣ができていないかを確認したりと時期を見計らっていました。

そうして夏の初めに花がなくなり、いざ伐採!と準備をしているときに見た事のある物が視界に入りました。花の代わりに、小さな緑色のレモンの実がここかしこと木に付いていました。葉の緑色に同化して全く気付かないまま過ごしていたのですが、過去最高の数の実でした。「また台風で実が飛ばされちゃうかも・・」と思いつつ、伐採作業は急遽中止。成り行きを見守ることにしました。

8月、9月と強い台風にも飛ばされることなく、この10月まで20個弱の果実をたわわに付けています。「レモン果実 収穫時期」とぐぐってまず、4個を収穫しました。

味が気になり切ってみたところ、沢山の果汁としっかりしたレモンの香りでした。11年目にしてレモンの果実(しかも無農薬!)を収穫できました。

「石の上にも3年」という諺がありますが、11年目かかることもあるんだ・・と自然界の凄さを痛感しました。

今すぐに結果が出せなくても、時間をかけて、プレッシャーを受けてもあきらめずに粘り強く成し遂げることを「夢」や「目標」に掲げることは人生の中で有りだなと思いました。11年目のつき合いとなるレモンの木に教えられました。あわせて「忍耐強くひたすら待つ」ことも人生の中に入れようと思いました。

レモンの果実の写真をupします!    

 

 

 

 

 

 

 

ブログ始めました!

HPを作成しましたが、仕事に関することや気になることを都度発信できればと思い、ブログを始めることにしました。

税理士だから税金のことだけをつぶやくわけではありません。身近な出来事や手土産にしたいお菓子、お気に入りのふるさと納税返礼品等々と税金とはまったく関係ないけれど知らない知っていた方が良かったり、「えっ、こんなことで節税になるの?」みたいなことを写真入りでつぶやく予定です。読んで気持ちがほっこりするブログを目指します!

初回は家族の一員でもある犬君達(トイプードル・8歳と13歳)の紹介から。

私は犬・猫がとても苦手で触ることもだめ、写真を見てもかわいいと思うこともありませんでした。そんな私がなぜ犬と暮らし、しかも2匹もいるのか・・私の子供は小学校の時から飼育委員を務めるほど動物が大好きで、現在は獣医師として働いています。子供が小さい頃から「中学生になったら犬を飼ってもいいよ。」と深く考えずに子供に頑張って欲しいときにおまじないのように言っていました。

当然子供は親の言うことを信じ、犬を飼うために頑張っていました。時は流れ、子供が中学生になっても、犬が苦手な私から「さあ、犬を飼おう!」なんて言いません。おまじないの言葉の効果も薄れ、反抗期真っ盛りの子供からある日言われた言葉が原動力となり、犬を飼うことに同意しました。

「お母さん、中学生になったら犬を飼っても良いって言ってたよね。まさか嘘をついてたんじゃないよね。」

この一言は非常にパンチがありました。「嘘はだめだよ。」と子供に言い聞かせて育てていた効果がここで出てくるとは・・でしたが。

小さな犬なら大丈夫かもと思っていたのもつかの間、当時行ったペットショップには大きくて買い手がつかないトイプードルがいただけでした。「また次にしよう!」と子供に声掛けしたものの「この犬がいい。」と、このチャンスを逃したら次はいつになるのかを警戒した子供の姿勢に「うん、これも何かのご縁。大きめのわんこで良いかも。」と覚悟を決めました。

犬を飼った当初は「飼った犬と暮らす」感覚でしたが、時を経るにつれ「おにいちゃん」「長男」とすっかり家族として暮らしています。「お兄ちゃん、春から中学生だね。」と話しかけたときに、ふと子供が犬を飼いたいという年齢と同じことに気付き、時が経つのは本当に早いと思いました。

以前、確定申告無料相談会場で年配の方々から「犬や猫を扶養家族に入れてはだめですか。」と本気か冗談か聞かれたことがあります。その時の私の答え。「住民票が取れると扶養家族に入れられますが、多分現状では厳しいと思います。」当時はそれ以外思いつきませんでした。今ならきっと「扶養控除とは別に伴侶動物控除できると良いですよね!」って答えちゃいます。

弟の紹介はまた次の機会に。犬君達の最近の写真をupします。